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管理栄養士
有限会社スタジオ食代表
イライラを鎮めるビタミン・ミネラル
ちょっとした人の言葉にイライラしてしまう、PMSの時期ではないのにイライラが続いている、などなど。 それは、栄養不足から来るカラダのストレスが原因かも。女性のカラダに必要な栄養補給でストレス解消をこころがけましょう。
●イライラ対策1:イライラ鎮静にはやっぱりカルシウム
「イライラにはカルシウム」というのは、一般的に知られていますね。なぜ、カルシウムがいいのでしょうか。カルシウ ムは骨だけではなく、血液中に一定濃度で含まれています。その半分がたんぱく質と結合し、残りがカルシウムイオ ンとして存在しています。このカルシウムイオンに、興奮や緊張などの刺激に対する神経の感受性を緩和し、ストレス をやわらげる効果があるのです。血液中のカルシウムの濃度が減少すると、神経や感情のコントロールが乱れ、イラ イラの原因となってしまいます。
カルシウムは、牛乳、乳製品、チーズなどで摂るといいでしょう。 外食の際に、グラタンやクリームソースのパスタを選ぶなど、工夫をして。 飲み物では、カモミールティにミルクを入れるのもおすすめです。 カルシウムが摂れる、カラダも温まる、ほっとできる、と3拍子揃っていいことばかりです。 カルシウムと一緒に摂りたいのが、ビタミンB1。糖分をエネルギーとして利用するのに大きな役割をはたします。
●イライラ対策2:ストレスには、美容効果もあるビタミンC
仕事や対人関係などで、ストレスを感じてイライラしたときは、ビタミンCを摂るといいでしょう。 ストレスに対抗するホルモンの副腎皮質ホルモンは、コレステロールからつくられますが、その生成を促すのがビタミンC。 そのためビタミンCが不足すると、上手にストレスを解消できずイライラしてしまうというわけです。
ところが、ビタミンCはストレスがかかると、どんどん消費していきます。 ストレスを多く抱える人ほど、ビタミンCの消費量も多く、たくさん摂取する必要があります。 タバコは、ビタミンCを破壊してしまうので要注意です。 ビタミンCは抗酸化作用があり、美容効果も期待できるので、1日100ミリグラムは摂りたいものです。 イライラを解消して、いつもキレイでいるためにビタミンC は不可欠です。
●イライラ対策3:ストレスに対抗するホルモンをつくるパントテン酸
パントテン酸は、ストレス対抗ホルモンの副腎皮質ホルモンの働きを助けます。 パントテン酸がしっかり働くことにより、ストレスに強いカラダがつくられます。 不足するとイライラや、不眠、倦怠感といった症状があらわれたり、髪の毛や皮膚の健康を保てなくなります。 食品ではレバーなどに多く含まれます。