- トップページ
- 基礎体温を活用しよう
- 基礎体温でみるカラダの悩み相談
- カラダの悩み相談
監修:対馬ルリ子
医療法人社団フィーメールガーデン 理事長
女性ライフクリニック銀座 院長
医療法人社団フィーメールガーデン 理事長
女性ライフクリニック銀座 院長
カラダの悩み相談
Q1:ダイエットに効果的な時期があるって本当ですか?
ダイエットに効果的な時期は、女性の生理サイクルや2つの女性ホルモンの働きと関連があります。
ですから、基礎体温を測ることでダイエットに適した時期の目安がわかるといえるでしょう。
ダイエットに適している時期は、生理後から排卵にかけての低温相。この時期は、体内の血液循
環を良くし、水分などを排出させる働きがある女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分
泌が多い時期ですので、代謝が良く、ダイエットに適しています。逆に適していない時期は、排
卵後から次の生理までの高温相。この時期は、カラダに水分や脂肪を溜めこもうとする作用のあ
る女性ホルモン「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌が多い時期ですので、運動や食事制
限をしてもダイエット効果が出にくい時期といわれています。
ホルモンの周期に合わせてダイエットをしましょう。ただし、極端なダイエットは禁物。体脂肪が急
激に減少するとホルモンの働きがストップし、無月経を招くことがありますので、注意が必要です。
Q2: 生理前になると、にきびができてしまうのは、なぜでしょうか?
生理前(基礎体温の高温相) には、女性のカラダはプロゲステロン(黄体ホルモン) という女性
ホルモンの影響を受け、にきびなどができやすくなるといわれています。生理前には肌荒れだけ
ではなく、むくみや吐き気、乳房の張り、眠気、イライラなどの症状が起こりやすく(個人差があ
ります)、症状がひどい場合、PMS(月経前症候群) と呼ばれています。
PMSにはγ- リノレン酸(月見草オイル、ボラジなど) がよく、肌荒れには、ビタミンB群、C、Eを積極的に摂るとよいです。また血液をきれいにし、肌の抵抗力をつけてくれるミルクシスル、アー
ティチョーク、ウコン、レッドクローバー、ダンディライオン、イラクサなどのハーブサプリやハーブ
エキスがいいといわれています。また、はと麦も美肌にいいといわれています。基礎体温を測っ
て生理前の早めのケアがおすすめです。
Q3:生理がしばらくきていないのですが、大丈夫でしょうか?
妊娠の可能性がなくても、身体的な病気や障害がある場合や、ダイエットや精神的なストレスによっ
てホルモンバランスが乱れ、無月経となることがあります。
生理が不順になっている場合には、まずは、基礎体温を測ってみてください。カラダの不調の原 因がわかるかもしれません。基礎体温表を持って、3ヶ月以内に婦人科を受診しましょう。
生理が不順になっている場合には、まずは、基礎体温を測ってみてください。カラダの不調の原 因がわかるかもしれません。基礎体温表を持って、3ヶ月以内に婦人科を受診しましょう。
Q4: なぜ、脚がむくむのでしょうか?
むくみというのは「細胞外に余計な水分が溜まってしまった状態のこと」です。皮下には毛細血管
やリンパ管が張り巡らされていて、それらから細胞へは酸素や養分が、細胞から血管、リンパ管
へは老廃物が受け渡しされています。女性は男性より筋肉が少ないので基礎代謝も少なく、血液
の流れも足から心臓にかえってきにくいため、一般的に男性よりも女性の方が脚のむくみを感じる
ことが多いということになります。特に、生理前や妊娠時、更年期にもむくみやすい人が多いよう
です。
むくみは血液循環を良くすることで解消されます。むくみやすい人はカラダを温め、運動やマッサー ジをするようこころがけてください。市販の弾性ストッキングも効果があります。
むくみは血液循環を良くすることで解消されます。むくみやすい人はカラダを温め、運動やマッサー ジをするようこころがけてください。市販の弾性ストッキングも効果があります。
Q5: 妊娠しやすい時期っていつですか?
排卵の3日前から排卵後1〜2日です。基礎体温が低温相から高温相に移行する数日間のいずれ
かで排卵すると考えられています。この時期は、基礎体温を測定することで推定することができます。
最近は、ストレスなどでホルモンバランスがくずれ、排卵が不規則になっている女性が増えていま す。将来、子どもが欲しいと思ったときにあせらないためにも、日頃から基礎体温でホルモンバラ ンスをチェックし、いつでも妊娠可能なカラダの状態に整えておくことが大切です。避妊のために、 基礎体温データを使用する人がいますが排卵の時期は、前後することが多いので避妊法として使 用する場合は、必ずほかの方法と併用しましょう。
最近は、ストレスなどでホルモンバランスがくずれ、排卵が不規則になっている女性が増えていま す。将来、子どもが欲しいと思ったときにあせらないためにも、日頃から基礎体温でホルモンバラ ンスをチェックし、いつでも妊娠可能なカラダの状態に整えておくことが大切です。避妊のために、 基礎体温データを使用する人がいますが排卵の時期は、前後することが多いので避妊法として使 用する場合は、必ずほかの方法と併用しましょう。
※生理は、正しくは「月経」といいます。ここでは、皆さんになじみのある「生理」をつかっています。
【次ページ】女性の健康アドバイス